最近、家具をショールームで見る機会が増えました。数年振りに見ると、メーカーや販売業者により変化は様々です。全体的に扱うアイテムが充実する傾向にあると思いますが、中には元気が無く保守的な印象のメーカーもありました。
数年前との顕著な相違は、3Dデータを提供する海外メーカーが増えたことが挙げられます。映画を3Dで見たり、家庭用の3Dプリンターが発売されたりと「3D」が日常まで浸透し始めています。設計も「3D」で進めることが多くなり、家具の検討も当然「3D」での対応が求められます。
3Dデータの提供は家具メーカーにとっては違法な複製につながる情報を公開するリスクが伴います。ですが、3Dで設計を進めている設計者や施主にとっては3Dデータがある家具が検討対象の中心となります。今後、利便性の追求がリスクよりも優先される傾向が一般化するのではないでしょうか?